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個人的に今、ゲーム熱が高まっている。
ゲームと言っても、WiiとかDSとかいったデジタルなゲームではなく、
ボードゲームやカードゲームといったアナログゲーム。
ボードゲームと言うと日本では「人生ゲーム」がその代表で、
あまり大人がまじめにやるものではない印象だが、
ドイツでは非常に盛んで、大人向けの知的な雰囲気のゲームが数多く作られている。
その特徴として、
・ルールが比較的簡単で、初めての人でも入りやすい。15分程度あるいは1回プレイすればだいたい理解できる。
・運と実力の要素がほどよいバランス。初心者とベテランが混じっても楽しく遊べる。
・コンポーネント(盤や駒)が洒落てる。
といった特徴がある。
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さて、ボードゲームで私がかつてハマったものといえば、まずはモノポリー。
(これはドイツゲームではなくてアメリカだけど)
初めてプレイしたのは小学2年の時、友達の家で。
(小2と言えば今の梢と同じ年だけど、梢ももしかしたらこういうのできるんかな?)
・土地の権利書を交渉によって交換する
・抵当に入れる
といった概念に新鮮味を感じたのを覚えている。
小学生の時のみならず大学生になってもたまにやった。
面白いのだが、欠点はとにかく時間がかかること。
1プレイに3~4時間くらいかかる。
次にハマったのが「スコットランドヤード」。
イギリスの町並みを舞台に、怪盗Xを5人の警官が追いかけ捕まえるゲーム。が、怪盗Xの姿は普段見えず、どこにいるかわからない。
・怪盗Xは何回かに1回の割合で姿を見せる
・移動するたびに何で移動したか(地下鉄/バス/タクシー)を言う
というのをヒントに怪盗Xの行方を推理して追い詰める。
やってみると、無限に広がるマップに
「こんなの捕まえられるわけない」
と思うのだが、逆に怪盗X側に立つと
「逃げ場がない。」
という印象に変わるから不思議。
実際、逃げ切るのはかなり難しく、誰がやっても捕まるので
「なんで?!」
「今度は俺が逃げ役やる!」
という感じでハマっていく。
その後、カタンというゲームが出た。
これは今ではドイツゲーム・ブームを作った立役者とも言われている人気ゲーム。
無人島に家を建てて徐々に発展させるという内容だが、詳細は長くなるので省略。やるたびに島のマップが毎回変わり、そのどこに最初に家を建てるかでほぼその後のゲーム展開が決まる。
何度かこれで徹夜した。
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とまぁ、そんな感じでいろいろと好きなアナログゲームがあったわけだが、長崎に来てからはとんとやる機会がなくなり(時間的にもメンバー的にも)、気づけば10年以上経っていた。
それが先日、鹿児島に住むゲーム仲間だった友人宅に行って
「ゴキブリポーカー」というゲームをやったことによりゲーム熱が再燃。
出島ボードゲームオフなるものを開くに至った。
たまたま、出島の中の人から「長崎市民の出島活用案を」という話を聞き、だったら「西洋文化の入り口だった出島にて洋物ボードゲームをたしなむ会をしてみるのはどうでしょう?」ということで試しにやってみることにした。
あくまでも「お試し」ということで、ツイッターで軽く告知しただけだったが、述べ20人くらいの方々が集まった。
特に、佐世保でボードゲームの会を開催している方々が駆けつけてくれたのは頼もしかった。
「カルカソンヌ」
2001年にドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞を取り、今やドイツゲームの代表作と言われている。簡単、まったり、且つ奥が深く何度もやりたくなる素晴らしいゲーム。
で、こういった会を開いたことで
またさらにゲーム熱が高まってしまったというわけだ。
自分的には毎月定期開催したいくらいの勢いなのだが、
休日に子供らを放っぽりだして父親がゲームに興じるというのは
我が家では許されないだろうしな……。
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というわけで、家庭内ゲームに注目することとなる。
小学2年の梢は、多くの小学生同様「DS欲しい」とか言ってるが、
こんなん買ったら夢中になり過ぎて他のことが一切手に付かなくなることは
ドラえもんのマンガを繰り返し繰り返し読んでることからも明らかなので
子供には与えない方針で行くことでかみさんと意見が一致。
その点、アナログゲームであれば相手がいないとできないから
やり過ぎるということがないし(ただし麻雀を除く)、
コミュニケーションになるところがいいと思っている。
「ぴっぐテン」
これはかなりイイ!と思ったカードゲーム。
お互いにカードを出し合い、合計が10になったら
場に出ているカードをすべてもらえる。
10を越えてしまったら相手にとられる。
たったそれだけのゲームなのだが、
テンポがよくて面白い。
0のカードは、いつでも合計を0にすることができる。
5は足してもいいし引いて使ってもいい。
これらのカードがあるおかげで、意外と11以上にならず場にカードが溜まるので、10になった時にゴッソリカードを受け取れる。
その他、
・場に出てるカードと同じ数字のカードは足さずにそのまま出してもいい(普通に足して出してもいい)
・現在の合計と同じ数字のカードも同様に、足さずにそのまま出してもいい(普通に足して出してもいい)
といったルールもある。
計算の練習にもなるので梢にピッタリ!と思って買ったのだが、
足し算ができない茂まで一緒にやりたがるのが困る。
そこで追加投入したのが幼児用として評判のいい「虹色のへび」。
順番にめくって色が合うようにつけるだけ、という簡単なゲームで
100%運だけだが、雰囲気がいい。
茂も夢中になって遊んでいる。
大きくなっていろんなゲームができるようになるのが待ち遠しい。。
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写真展をします。(9/5~18)
ポストカードの印刷を、飯盛印刷紙工株式会社さんにお願いしたところ、
オマケでこんな特大ポスターを作ってくださった。(!)
(周辺に写ってる携帯や蚊取り器からサイズを推測ください。)
ちなみに9/13~20は出島和蘭商館跡にてトルコライス写真展を開催。
9/16~25は夢彩都横・おくんち広場にてオクトーバーフェスもあるので、
それらが重なる9/16,17,18は、
川崎啓一郎写真展 ⇒ トルコライス写真展 ⇒ オクトーバーフェス
というコンボを決めるのはいかがでしょうか?
#ところで「オクトーバー」って10月って意味じゃなかったっけ…?
