旧グラバー邸
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大浦天主堂・グラバー園

 

  グラバー園


グラグラ婆さんの園、通称・グラバー園。

昔、グラグラになった婆さんをここに連れてきて

集団で住まわせた、ではなくて

グラバーというイギリスの貿易商が建てた屋敷と庭園。

国指定重要文化財・現存する日本最古の木造洋館だそうな。

 


  市内観光の定番

ここが市内観光の定番となっている所以のひとつに

その眺めの良さが挙げられる。

グラバー園から見た長崎湾

高台の斜面にあるため

長崎湾や市街中心地を一望することができ、

「なるほどこれが長崎かぁ」

という気にさせてくれる場所なのだ。

園内のあちこちにベンチが設置されていて

景色を眺めながら語らいだりするのに困ることはない。

 

その他は平たく言えば

「オシャレな建物があるきれいな公園」

なので、基本的にのんびり景観を楽しみながら散歩をする場所。

カップルや、ある年齢以上にはとてもいい場所だが

中高生が修学旅行で来てもどーかなぁ? と思う。

この人がトーマス・グラバー。

自分もこんな眺めのいい場所にこんな優雅な家を

建てて暮らしてみたいなぁ。

ハート型の石を発見して記念写真を撮っている女子高生。

なでると恋がかなうという噂がある。

が、ジャージ姿はやめた方がいいぞ。

 


  旧自由亭

園内にある日本初の本格的西洋料理店・自由亭。

現在は喫茶店になっている。

値段も高くないので是非コーヒーか紅茶でも一杯飲んでいきたい。

旧自由邸。ここでコーヒーを一杯飲む。

逆に園内は他に飲食できるところはない。

(弁当などの持ち込みも禁止。タバコも喫煙所のみ。)


個人的な希望では

園内のあちこちにあるテーブルや椅子を

オープンカフェのように利用できたらなぁ

と思う。

あるいはビアガーデンとか。

 


  大浦天主堂

大浦天主堂はグラバー園に隣接してある。

(見る順序としてはこちらが先か)

鎖国が終わった後、フランス人によって建てられた礼拝堂。

日本最古の木造ゴシック建築。でもって国宝

(西洋建築の国宝はこれが日本唯一。)

自分はクリスチャンではないので

「ステンドグラスきれいだなー。」

という感じだが

教会に通っている人から見たらまた違うんだろうね。

 

正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」と言い、

キリシタン弾圧に絡んだ感動のエピソードがある。

 

 


  所要時間


所要時間は、大浦天主堂が15分~30分。

グラバー園が1時間~2時間くらい。

でもって周辺はおみやげ屋がたくさんあるので

それらをぶらぶら見て歩くのがけっこう楽しい。

修学旅行で来た中高生には

むしろそっちがメインになるだろう。

大浦天主堂、グラバー園へと向かう坂。

みやげもの屋がびっしり立ち並び、「いかにも観光地」という感じ。

こういう雰囲気は長崎市内でもここくらい。

 


  夜のグラバー園


夏の間(7月下旬~10月上旬)は夜9時半まで開園しており

夜間ライトアップが楽しめる。

これは昼間見るのとはまた一味違い、とても雰囲気がいい。

私が行った時は、長崎港で花火をやる日で

園内から花火をみることができた。

花火というと大勢の人の群れを掻き分けて陣取りして…

というのがよくあるパターンだが、

ライトアップされたグラバー園を散歩しながら

優雅に花火を見ることができ、トクした気分になった。

ライトアップされた夜のグラバー亭。バックには花火。

写真はフラッシュ無しで撮っている為、ちょっとブレてる。
(グラバー亭が攻撃されているようにも見える。)


また、週末には

園内で無料のミニ・コンサートが開かれていたり、

ビールやカキ氷を販売していたりと

なにやら私の望んでいたようなサービスを展開している。

カキ氷を食いながら、まったりとした時間が過ぎる。


ということで、夜のグラバー園、非常にオススメ。

 

 

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2004.4


 

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