よりより
長崎ガイド 長崎ガイドTOPへ

カステラ以外の
みやげもの

 


 

長崎のおみやげと言えば、もちろんカステラ。では、

「カステラ以外でおみやげを選ぶなら何がいいか?」

と考えると、ちょっと悩む。選択肢が急に広がるからだ。

 


  一口香
 

私が関東にいた頃、長崎に来た時のおみやげの定番は

一口香 」という饅頭だった。(「いっこっこう」と読む)

これ、パッと見は普通の饅頭なのだが

かじると固くって、中が空洞になっている。

初めて食べると「失敗作?」と思ってしまうユーモラスな菓子。

これをうちのおやじが大好きで、食べるたびに

「中が空っぽだよ。あっはっはー。」

と言って喜んでいた。

それも、もうわかってるくせに2度目でも3度目でも

「中が空っぽだよ。あっはっはー。」

と初めて食べたかのように喜ぶのだ。(-_-;)

でも、手頃な大きさと値段、

軽いので数が増えても持ち帰りが楽な点がお土産向きで、

自分の中ではすっかりこれが定番になっていた。

空港にも売っているので、購入はギリギリでもOK。

 

 


  南蛮おるごおる
 

「南蛮おるごおる」も美味しくてオススメ。

これはパッと見、ヨックモックの「シガール」にクリソツ。

薄いバタークッキーをくるくる巻いたようなやつで

この手の菓子は自分はそれほど好きではなかったのだが

南蛮おるごおるはサクサクッとしていて、すごく美味しい!

(バターが豊富なんだそうな)

木製のシャレた感じの箱に入っているのも良い感じで

贈り物なんかにもできる。

食べ終わった後は小物入れとして使え、

我が家では通帳とかパスポートなどの

大事な物を入れる箱になっている。

※南蛮おるごおるについて、詳しくはこちら

※パッケージがちょっと変わったみたいです。
 (前の木箱の方がよかったんだけどなぁ)

 


  よりより
 

中華街に行くと珍しいみやげものが山ほどある。

その中のひとつ、ねじりあげてよりよりにしたお菓子がある。

名前も見たまんま、「よりより」。

元々は中国のお菓子で、向こうでは全然違う名称だったらしいが

長崎に渡ってきた途端、地元の人にこんなナイスな呼び名を

つけられてしまったらしい。

味はポリッと歯応えがあって、乾パンみたいな感じ。

会社の人に感想を聞いてみたら

「あれを食べて歯が折っ欠けたことがある。」

とか

「絶対に食べたくないもののひとつ」

などというマイナスな意見が多くて可笑しかった。

私は素朴で美味しいと思うんだけど…。

 



  栗饅頭
 

地元でとても有名なのが、田中旭栄堂の栗饅頭。

これはホームページが面白いので、是非見てほしい。

特に「栗王子の部屋」は必見!

場所は県立美術館の近く。

長崎駅から歩いて10~15分くらい。

諏訪神社から5分~10分くらいのところにある。

(ちょっとわかりにくいけど)

 


  手作り最中
 

長崎独自というわけではないけど

カステラで有名な福砂屋が出している

「手づくり最中」も変わっていて面白い。

外側の皮とアンコが別々になっていて、

自分で詰めて食べるというもの。

食べる直前に皮と餡がドッキングするので

パリパリの状態の皮が味わえる。

 


  弟子焼き

「弟子焼き」というものがあることを知った時には驚いた。

まるで吉田戦車のマンガに出てきそうなネーミングではないか!

弟子を焼いたもの?

ではない。もちろん。

弟子焼きとは、カステラ職人の弟子が焼いたカステラのことで

「ただいま修行中。キズ、コゲあり」

と書かれている。

で、値段は通常の半分以下。

(「カステラ以外」とうたっておきながら、

これだけは面白かったのでつい…。)

そんなに大勢、弟子がいるんだろうか? という疑問も。

これ、たしかにちょっとコゲがあったりもするが全然問題ない。

自分で食べる用には、とてもお買い得だ。

弟子焼きを売っているのは「清風堂」というカステラ屋。

オランダ坂と中華街を結ぶ歩道沿いや、

大浦天主堂へと登る坂の途中に店舗がある。

 


  その他
 


以上は、すべて食べ物におけるみやげもの。

他にも「べっ甲細工」とか「ビードロ」とか

いろいろと長崎のみやげものがあるんだけど

それらについては私がまだよくわかってないので

そのうち情報が集まったら、ということで。




  オマケ
 


観光地のみやげもの屋の商品を冷静な目で見ると

かなり謎なものが置いてあることに気付く。

例えば中華街。

ここは特に変わった商品が数多く見受けられるのだが…

い、一体誰がこれを買うんだろうか…??

(頭にスッポリかぶれる大きさ)

いや案外、修学旅行で来た中学生にはバカウケかも知れない。
これをかぶってホテルで大騒ぎして、そして先生に見つかり
「誰だッ!! そのマスクを脱ぎなさい!」
とか言われたりする光景が目に浮かぶ。

これはブルースリーが映画で着ていた服。

これは案外欲しがる人がいそうだが、
しかし少なくとも長崎のおみやげではないと思う。
これまた修学旅行のおみやげに子供が
これを買ってきたら、親はあきれるばかりだろう。

 

みやげもの屋と言えば、グラバー園周辺が

みやげもの屋のメッカである。

いくつものみやげもの屋がひしめき合い、

いかにも観光地らしい雰囲気を醸し出している。

のだが……!

こ、これは何?

ココは一体、何を売ってるんだろう…?


そうそう、そういえば。

みやげもの屋と言えば、どこに行っても見かけるのが木刀

またはヌンチャク

コレ、基本的に 間違ってると思う。

第一、飛行機に持ち込めるんだろうか?

みやげもの屋の謎は尽きない。

 

長崎ガイドindexへ戻る

2004.4