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風頭公園・亀山社中


    (かざがしらこうえん・かめやましゃちゅう)
 



歴史上の有名人も数多く訪れている長崎。

その中の一人に、あの坂本竜馬もいる。

 


 竜馬通り
 

竜馬を偲ぶ道は、

「竜馬通り」という全長2~3kmほどの

ちょっとしたハイキングコース。

終始坂道で、けっこう良い運動になるからそのつもりで。

竜馬通りはここからスタート

竜馬通りのスタート地点は、寺町にある「深崇寺」という寺の横で

最寄の電停は一応「新大工町」なのだが、

眼鏡橋とか浜の町あたりから歩いて行っても大丈夫。

いずれにせよ、ちょっとわかりにくいので

事前に場所をチェックした方がいい。

この道は、それほど観光地観光地しておらず、

むしろ地元民の生活感あふれる景観。

長崎は坂が多いので有名だが、まさにそんな

坂に住んでる市民の生活が垣間見え

それはそれでなかなか風情がある。

道のあちこちには俳句が書かれた札がある。

「手作りの観光名所」な感じだ。


 


 亀山社中

15分ほど歩くと、やがて亀山社中に到着。

亀山社中とは、竜馬が作った日本最初の商社。

兼、私設海軍。

土佐藩を脱藩した竜馬が活動の拠点とした。

亀山社中入り口にある石碑

ここは現在、個人の所有物となっていて

好意によりボランティアで中を公開している。

ぶっちゃけて言えば、普通の家。

竜馬の写真や当時の資料、刀などが

展示されている。

開館時間は土日のAM10時~12時、
PM1時~3時だけと限られている

※亀山社中は2006年3月に相続者の意思により閉鎖されました。
展示物は、別の場所に移され展示が続けられています。
詳しくは亀山社中ば活かす会のHPをご覧ください。

⇒ 2009.8.1から「長崎市亀山社中記念館」としてオープンしました。

 


  竜馬のブーツ像

亀山社中のすぐ近くには

竜馬のブーツ像なるものがある。

コレ、日本全国にある様々な像の中でもなかり

ハイレベルな変てこりん度を誇る像ではないだろうか?

(吉田戦車の「ぷりぷり県」に出てきそうな感じだ。)

ちなみにこのブーツ像、ちゃんと履けるようになっている。

で、履いてみた。(^^;)

 

説明文によると、当時土佐では身分制度が厳しく

草履しか履けなかった竜馬が、自由の地・長崎に来て

ブーツを履いて大いに張り切った。という。



  風頭公園

亀山社中からさらに15分くらい登っていくと

やがて竜馬像がある風頭公園に到着。

長崎湾を眺めて一休みしつつ、風に吹かれるのは

なかなかいいもんだ。

長崎湾を見下ろす風頭公園の竜馬像

竜馬像の前でほのぼのしていたカップル。なかなか良いね。

 


  土佐商会跡


亀山社中はその後、金銭的に行き詰まり、解散するが

土佐藩をスポンサーにつけ、「海援隊」と名称を変えて再結成。

脱藩者である竜馬は、土佐藩から見れば犯罪者であったわけだが

倒幕勢力のカギを握る竜馬の存在は、

土佐藩にとっても無視できないほど大きな存在となっていたのだ。

その海援隊と土佐商会の商務が行われていた場所は

「西浜街」電停の近く。

浜の町アーケードから中央橋の方へ出てすぐの所にある。

と言っても、現在は

写真のような石碑が立っているのみである。

土佐商会跡


 

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 2003.3




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