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「かき焼き小屋」を中心に  
旅行者:牛おんな様   出発地:東京  旅行した日:2008年11月

 このたび、遅れに遅れていた今年の夏休みをようやくこの季節にとることになったわたくしは、海外に行きたいなぁなどと考えていたわけですが、ふと亭主が「九州はどうだ?」 と言い出したおかげで、とりあえず気乗りがしないまま、九州についてヤミクモに調べだしたところ、どういうわけか斎藤様の書かれた「かき焼き小屋」の記事に行き当たり、啓示を受けたがごとく全身のしびれる予感に包まれ、その場で九州旅行を決定いたしました。

 普段東京に住んでいますと、九州などははるか遠いどうでもよい一塊の県のような気さえいたします。タレント出身の知事があまりにも宮崎についてみんなが知らないといっていますが、まさにその通りでございます。人生すでに40数年、今日まで宮崎はおろか九州に何県があるか、どんな文化があるかすら全く興味を持った記憶がございません。飛行機に乗り同じ南を目指すなら沖縄の方がよっぽどましといった気分でございました。

 ところがこれも縁というのでしょう。
「かき焼き小屋」~この魅惑的な言葉。
東京には仙台や新潟といったかきの有名なところも割合と近くにはございますが、あのような「かき」を焼いて食べるための「小屋」がある文化は聞いたことがございません。確かに「浜焼き」といった文化もあるにはございますが、それとは違う「かき焼き小屋」。斎藤様の記事を見て以来、「かき焼き小屋」に取り付かれた私は一心不乱に「かき焼き小屋」を中心に3泊4日の九州旅行を企てました。夫もすでに私の情報から「かき焼き小屋」のとりこになっている様子でした。

 11月1日まさにその日からはじめましたという「高尾茶屋」さんへ行きました。お酒を飲みたい一心で、諫早からの電車やバスでの行き方まで詳細に調べる念の入れよう。(結局、車=レンタカーで行きましたが。)

 「高尾茶屋」さん。あまりにもステキでした。
東京から来たという私たちをこれでもかという歓迎の仕様は恐縮いたしました。美味しい自家製の米で作ったおにぎりや漬物のサービス、帰りには山のような佃煮やゆずこしょうのお土産。

 あまりにも申し訳ないので自宅で待つ子供用にカキを送ってもらうよう注文いたしました。 「時期が1月や2月ならもっと美味しいのに」とやたら恐縮される奥様と娘さん。なんと、自宅に届いた荷物にはカキだけではなく芋や米まで入っており、美しい和紙を使った一言お便りは人柄が感じられて、感激は最高潮でした。

 そのほか、斎藤さんのガイドにより、長崎旅行がより楽しくなった事は言うまでもありません。長崎~素晴らしいところでした。九州ももう遠い興味のないところではございません。近いうちにぜひ、またたずねて行きたいです。食べられなかったチャンポンと、(つる茶んのトルコライスは食べた)、 もちろん「高尾茶屋」さんにカキを食べに。

 

 

バイオパーク、原爆資料館、台風  
旅行者:伊藤様   出発地:名古屋  旅行した日:2007年7月

 名古屋から二泊三日で長崎へ行きました。
バスに揺られながら真っ先に向かったのはバイオパークです。
長崎駅の観光案内の方に
「ここからだと、かなり時間がかかりますけど・・・」
と言われ、(どうしよう・・・)と少し悩んだけど、やっぱり行って良かったです。あんなに間近に見られるとは・・・!逃げるどころか近寄ってくるし・・・!
私個人的には、ラマ・シバヤギ・プレーリードッグ・ミ-アキャット・ワラビーがとってもかわいかったです。

 ホテルは駅前のウイングポート長崎に泊まりました。
二泊で11,000円(朝食付き)は安いと思いました。
飛龍園というお店で皿うどんを食べました。安くてボリューム満点!

 二日目はグラバー園、平和公園周辺、稲佐山へ行きました。
グラバー園は8時から開いているとは驚きです。
原爆資料館、原爆落下中心地も見てまわりました。
当時の写真や映像を見ていて、何ともやるせない気持ちになりました。ちょうど、館内にいた時に11時2分が訪れて、アナウンスが流れたのでハッとしました。二度と、あのような事は起きてほしくないと強く思いました。

 三日目は、台風接近・・・との事で予定より早く長崎を発つことになりました。
特急かもめが途中で止まり、
「ただ今、倒木の撤去作業のため、停車しております」
と案内があり、一時は帰れるのか不安になりましたが、無事、名古屋に帰ってこれました。

 私にとって初めての長崎で、右も左もワカラン状態でしたが、とてもとても楽しい旅でした。斎藤さんのHP、大変参考になりました。ありがとうございます。また、いつか長崎へ行きたいです。

 

 

最初で最後の「夏 長崎から」(さだまさしコンサートレポ)  
旅行者:いしやまあゆみ様   出発地:福岡  旅行した日:2006年8月

さだまさしファンとなって20年以上が経つ私ですが、
今まで、一度も「夏 長崎から」に参加したことがありませんでした。
いつかそのうち・・・・と思っていたところ、とうとう今年がファイナルとのこと、何をさておいても参加せねば!と、2006年 8月6日、稲佐山に登りました。
以下、そのレポートです。

周知の通り、「夏 長崎から」は無料コンサートですが、だからといって、行けば即・入場、ではありません。事前に入場券を郵便で申し込み(さすがはファイナル、今年はこの入場券が、あっ!という間になくなったそうです。しかもこの入場券、無料にもかかわらず、ネットオークションで数万円の値が付いていたとか・・・・)、更に、当日(8月6日)の朝、稲佐山の会場に行って、この入場券を提示の上、入場整理券をもらわなければなりません。しかも、入場券を何枚持っていても、入場整理券は、ひとり一枚しかもらえないという、なかなか厳しいシステム。そして、開場になったら(開場14時30分・開演16時30分)、この入場整理券の番号順に入場、となるわけです。まさに一日仕事。

しかし!
同じさだファンの家人と一緒に、6日の朝8時少し過ぎに稲佐山に行って、もらった入場整理券の番号は、すでに2000番近い・・・・数日前から泊まり込んでいた人が多数いた、と、後で聞きました。

入場整理券があるとは言え、早めに並ばないと混雑するので、13時30分頃から、入場整理券の番号を頼りに、並ぶことにしました(この辺から○○番です、と示されている)。この日の稲佐山は駐車禁止なので、泊まったホテルからタクシーに乗ったのですが(シャトルバスもあります)、同様の行動を取っている人の多いこと、多いこと・・・・
あんなにたくさんのタクシーが稲佐山に登るのって、初めて見ました。
それにしても、炎天下、16時30分の開演までの5時間、よく辛抱できたなあ、と思うでしょう? ところがこれが、意外に平気だったんですよ。
ひとつは、やや曇りで、いい風が吹いていたから。
ひとつは、前の日に「はまんまち」の100均で麦わら帽子を買っておいたから(熱中症対策に帽子、やはり効果的!)。
そして、並んでいる人たちと、「さだ話」で盛り上がれるから。アルバムの批評とか、本日の曲は?とか・・・・。
私のそばに並んでいた人は、福岡県行橋市出身で京都在住とのこと、まさに日本全国から集まった、って感じ。客層も、よちよち歩きの子供さんから、高校生くらいの人たちに、私たちのような世代、そして、お年寄り・・・・と、まさに多彩。車椅子用の客席まで設けられていたのも、印象的でした。

稲佐山の野外音楽堂は、2万人は収容できるそうです。しかし、この日、集まったのは2万7000人。それこそ立錐の余地なし。しかも、開演の30分前に、すでに入り切れなくなって、その時点で700人以上の人が、稲佐山に登ることすら、叶わなかったそうです。

オープニングは、お決まりの「長崎小夜曲(NAGASAKI-CITY SERENADE)」。軽快なメロディーに乗せて長崎のすばらしさを余すところなく表現している、名曲です。20年前の曲ですが、ちっとも古さを感じさせません。
歌い終わったさださんの第一声は、これも毎年恒例の、「おかえりぃ~っ!」
このコンサートの趣旨を言い得た名言です。

私は、「ヒロシマ・ナガサキ」と、一括りにする言い方は好きではありません。でも、だからといって、「怒りのヒロシマ・祈りのナガサキ」と対照的に語るのも、抵抗感があります。・・・・要するに、どうしていいのか、分からないんですよね、私には。でも。8月6日にナガサキからヒロシマへ向けて歌う。
それだけで伝わるものが、確かにあると、私は思いたいのです。たとえロマンチストの理想論と誹られたとしても。


さすがはファイナル、コンサートのゲストも、今回は9人(組)と、例年よりも多めでした。佐田玲子さん(さださんの妹で歌手)、チキンガーリックステーキ(6人組のアカペラ・グループ)、コロッケさん(さださんは「コロちゃん」と呼んでいた)、平原綾香さん(お父さんの平原まことさんとさださんが親しいとか)、BEGINさん(沖縄でのコンサートに呼ばれたとき、「大型犬の口の中のように暑かった!」と、さださんが言ったのには笑いました)、加山雄三さん(さださんは加山の大ファンで、加山さんも「案山子」を聴いて落涙したとのこと)、森川由加理さん(山口百恵さん同様、さださんに曲をプレゼントされた相手)、吉田政美さん(さださんの「グレープ」時代の相棒)、大竹しのぶさん(さすがに歌えないので、歌詞を朗読した)・・・・で、合間、あるいは一緒に、さださんが歌う、という展開・・・・って、その言い方は、あんまり? でも、本当にそんな感じでした。
以下、コンサートの流れを。


<さださん>
「長崎小夜曲」(このとき、カメラマンと肩を組んで踊っていた様子が、翌日の朝刊にに写真入りで載ってました・・・・何新聞かは、忘れましたが。)

<佐田玲子さん>
4曲歌ったけど、みんなで合唱した「翼をください」が、特に良かったです。玲子さんの歌唱力は、あの中尾彬さんでさえ褒めたほどです。

<チキンガーリックステーキ>
5曲歌った中で、ビートルズファンの私が一番好きだったのは、もちろん「オブラディオブラダ」です。

<コロッケさん>
定番の「さそり座の女(美川憲一さん)」に始まって、松山千春さん、田原俊彦さん、和田アキ子さん、堀内孝雄さん、北島三郎さん、田村正和さん、前川清さん、谷村新司さん、森山直太朗さん、五木ひろしさんの物真似・・・・どれも素晴らしかったけど、最高だったのは、やっぱり「精霊流し(さださん)」の物真似でした。ははは。

<平原綾香さん>
さださんの曲「向い風」(って、すんごいマイナーな曲・・・・一応、某有名メーカーのキャンディーのCMソングだったんだけど)と、「明日」、そして「ジュピター」を歌いました。生で見ると、一段と可愛かったです。

<BEGIN >
歌った5曲も良かったけど、沖縄の暑さに負けたさださんが、ステージ途中だったのに、ついオリオンビール(沖縄のビール)をがぶ飲みして・・・・って暴露話が、面白かったです。あと、さださんのバイオリンによる「涙そうそう」も、素敵でした。

<加山雄三さん>
「君といつまでも」に始まって、名曲メドレー。夏っぽ~い! あと、さださんと一緒に歌った「案山子」も良かったです。

<さださん>
「吸殻の風景」・・・・って言っても、知らないでしょう? ファンの間では、人気の高い曲なのですが・・・・何と、ロックだったりします。
それから、NHKの「みんなのうた」で取り上げられた、「がんばらんば」。ダンス付きなので、さださんを筆頭にして、会場のみんなで踊って、盛り上がる、盛り上がる・・・・まだコンサートは半分ちょい、なのに、いきなりアンコール。さださん、へとへとになりながら、「がんばらんば」をダンス付きで2連発しました。

<森川由加理さん>
さださんが提供した曲・「本当は泣きたいのに」を熱唱。さださんって、意外と他人に曲を提供してるんですよね。小柳ルミ子さんとか森山良子さん、高田みづえさん、研ナオコさん、岩崎宏美さんなどなど。もちろん、一番有名なのは、山口百恵さんの為に書いた「秋桜」でしょうが。

<グレープ(さださんと吉田政美さん)>
もちろん、「精霊流し」。これは不朽の名曲! 他にも3曲歌ったけど、やはり「精霊流し」が一番でした。

<さださん>
「道化師のソネット」(会場のみんなで合唱)・「主人公」(私はあまり好きではないけど、ファンの中ではダントツ1位の人気を誇る曲で、紅白でも歌ったことがある)の後、大竹しのぶさんが「フレディもしくは三教街」の歌詞を朗読し、その後、「フレディもしくは三教街」を歌い、同じ要領で大竹しのぶさんが「防人の詩」を朗読した後、「防人の詩」を熱唱しました。
それから「修二会(しゅにえ)」・「まほろば」と、古語を駆使した名曲が続き、昨年の紅白でも披露した「広島の空」を歌った後、出演者全員で「祈り」を合唱し(「夏 長崎から」は、必ずこの2曲で終わるのが、ここ数年のパターン)、一旦は閉幕となりました。

で、もちろん、アンコール(さださん曰く、「帰るわけないわな。こっちだって、ちゃんと準備してるよ。」)となりました。
歌ったのは、「しあわせについて」。これ、私が中学生の時にリリースした曲です(映画「ひめゆりの塔」の主題曲だった)。当時は、この曲の言わんと欲するところが理解できなかったけれど、今は、その通りだなあ、と思いますよ。「愛する人」の「しあわせ」が、「何より」当然、「一番気がかり」ですもん。そう、自分自身の「しあわせ」以上に。
この曲も、今回のコンサートで歌われ、会場の全員で合唱しました。私も含めて、そのすべての人が、自分の「愛する人」に思いをはせながら歌ったことでしょう。

そう、愛する人のしあわせこそが、何よりもそれが、何よりも一番気がかりなのです。

そして、一昨年の紅白で歌った名曲・「遥かなるクリスマス」(雪の代わりにシャボン玉が降りそそいで、とても綺麗でした)。
そして、「広島の空」のアンサーソングとも言える「長崎の空」・・・・これで終わり、と思ったら、ダブルアンコールで、「天然色の化石」、で、本当に終わり、でした。

しかし。
来年(2007年8月9日)には、広島でコンサートを開くと決めたさださんの想いが、きっと、新たなるドラマの幕開けとなると思います。そう、さださんが歌う「長崎の空」そのままの展開で・・・・。

 

 

蕎麦、チーズケーキ、アライグマ  
旅行者:kanako様   出発地:東京  旅行した日:2006年8月

長崎は2回目なんですが、今回ここのサイトを覗いておいてよかったです。台風直撃のときに行ってきたんですが(涙)なかなか楽しめました。



8月17日~20日まで長崎に滞在しまして、今回は島原~長崎市内をうろうろしました。去年は精霊流し目的だったのであまり観光しなかったのですが、今回は残念なことに見れなかったので観光に徹してみようかと。

島原の小浜温泉に行って、台風のなか長崎市内に戻ったのですが、
いろいろ行った中で他の人にもオススメしたところは(1)麺工房草ぶきと(2)リトルエンジェルズ(3)バイオパークです。

(1)はお蕎麦屋さんなんですが、諫早の方にあってあまり観光客向けじゃないらしいです。でも本当おいしい!東京に帰って蕎麦が食べられなくなりましたw

蕎麦の味が出ているというのでしょうか?
蕎麦が蕎麦の味をしているのです。
あと、蕎麦もおいしいのですが、デザートの「びおたれ」が私はイチオシです。芋を練りこんだおもちのデザートで、すごく素朴な味がなんとも和みます。

お店は農家のような草葺きの古い感じですが、行く機会があれば是非行ってみてほしいと思います。
以前は売り切れると昼でも閉店だったんですが今年いったら営業時間がのびてて昼と夜の部がありました。

ちなみに草ぶきについてはお蕎麦のブログをやっている方が書いてました。http://www.tenshinan.jp/blog/blog.htm

それから(2)リトルエンジェルズは超有名だと思うのですが、やはりチーズケーキが美味しかったです。
あと、レモンタルトが結構おいしかったです。お店で出してくれるレモン水と合うのです☆
チーズケーキはお土産にして彼のお母さんと食べました。量もちょうどいいし、あの味であの値段は安いです!!
http://www.kyushu-cake.com/nagasaki/little-a/tenpo-start/little-a-intro.html


やっぱり(3)バイオパークよかったです。
あんまり期待してなかったんですが(失礼) 子供に混ざってキャーキャーはしゃいで走り回ってましたww
近くで触れたり、餌を自由にあげられるというのは予想外に楽しかったです。

んですごいびっくりしたのが他の方も書いてましたが「アライグマ」でした。なんか、映画の「ゾンビ」とか「バイオハザード」を思い出してしまうくらい、手を伸ばして餌をねだっていたので。
正直「カワイイ」と思っていただけにカルチャーショックでした。。同行者もありったけの小銭をだして餌をあげてました。



あんまり餌をあげてないのかな?と思うくらいの食いつきっぷり。あれを見るだけでもなんか行った甲斐があったかなとw



あとは、崇福寺と諏訪神社とグラバー園と大浦天主堂を見てきました。結構今回は観光地を巡れて去年より「長崎にきた」っていう気がしました。

長崎出身の彼と一緒に行動してたんですけど、事前にサイトを見てて勉強してたことの方が役立ったりして。。。
どうもありがとうございました。

 

 

婚前旅行に  
旅行者:さよぺー様   出発地:静岡  旅行した日:2006年8月

7月24日・25日・26日と2泊3日で、彼と、佐世保・長崎・福岡へ行ってきました。長崎のことをしらべるのに、こちらのホームページをかなり活用させていただきました。ありがとうございました。

佐世保バーガーをヒカリとその上にある、お店・・・(名前忘れちゃいました(T_T))で買って、九十九島の見られる望海峰(てんかいほう)へレンタカーで行って食べました。
佐世保バーガー、美味しかったし、九十九島は綺麗だったし。最高でした。

んで、長崎ですが、四海楼の横にある全日空のホテルに泊まったので、夕食は四海楼の皿うどんとちゃんぽんを食べました。
彼は野菜たっぷりでとってもお気に入りでした。
その後は、稲佐山へ夜景を見に行ってきました。私は3度目だったのですが(ちなみに四海楼も3回目)彼とくるとまた違いますね。(後の2回は修学旅行と、社員旅行どちらも女ばっかり)

2日目は、大浦天主堂とグラバー亭へいきました(またもや3回目)グラバー亭ののんびりした感じが好きです。何度でも行きたいと思うし、こんな家に住んでみたいなぁとあこがれます(無理だけど)
んで、出島が新しくなっているとこのホームページで見たので、ぜひ行きたいといってみたら、前回(2回)とものすごく変わっていてきてよかったぁ!!と思いました。もともと歴史とか好きなので、ボランティアのおばさまの説明も聞き入ってしまいました。(彼氏はあまり興味ないみたいだったけど無視しちゃいました)

お昼は、やっぱりトルコライスですよね。出島ワーフの中にある西洋亭へ行きました。美味しくて彼と同じ量をぺロッと食べちゃいました。ランチタイムでアイスコーヒーが50円で頼めたところもよいですよね。(その日はとってもとっても暑かったです)

私たちはその日、福岡でソフトバンクの試合を観に行く予定だったので白いかもめにも乗りたかったこともあり、あわただしく長崎を後にしましたが、もう一度絶対にもう一度行きたいと思いました。

今度は長崎に1週間ぐらいいたいなぁ。(トルコライス食べまくりツアーとか、ちゃんぽん食べまくりツアーとか)

ちなみに、私たちは、静岡からの観光者でした。来年の3月3日に結婚する予定です。婚前旅行にもお勧めなところですね。

 


北海道から、一人旅 
 
旅行者:鮫子様   出発地:北海道  旅行した日:2006年4月

北海道札幌市の者です。北海道生まれの北海道育ちです。
長崎には以前から行ってみたいと思っていたのですが、「そのうち行きたい」と言ってるばかりで一生が終了しそうな気がしてきたので、何の用事もきっかけもないのですが今回思い切って長崎観光に行って参りました。3泊しましたが、札幌からでは移動するだけで一日仕事なので観光できるのは正味2日です。

<1日目>
長崎を何も見ないうちから、いきなりバイオパークに行きました。
実は「鯖くさらかし岩」も見に行きたかったのですが、日程の少なさと体力のなさから今回はあきらめていました。
でも考えてみたら、バイオパーク行きのバスは時津を通るのだった。
時津にさしかかった頃「バスから見えないかしら?」とすばやく視線をめぐらせると、あった!
バスの前方側に、確かに3秒くらい「くさらかし岩」の姿が見えました。
それ以降は、多分すぐそばを走っているのでしょうが、バスからの視野が限られていて見えませんでした。~それで終了~

時津を過ぎると景色が田舎度を増し、それと共に絶景度も増してきました。この日は天気がよく、青い海、満開の桜、そてつ、菜の花と、南国らしいゆったりとした景色がとても美しく、「こんな風景の中で生活していてもやっぱり人生は辛いのだろうか」などと考えました。
しかしこのように明るい春の風景は、まだ雪が残っている札幌から来た者にとっては現実感が薄れてきて、段々あの世の風景を見ているような、臨死体験のような気持ちになってきました。
臨死気分の中、長崎中心部から1時間20分でやっとバイオパークに着きました。

私の主な目的はカピバラです。カピバラ目指して気がはやっているのか、どんどん順路を登っていきました。すると、目の前に「フラワードーム」が…。中で蝶が飛んでいる建物があるのは知っていましたが、ここに至るまでそんな建物には入らなければいいとタカをくくっていました。
私は蝶々が大嫌いです。頭にとまられでもしたら失神すると思います。でもバイオパークでは順路が決まっているので、嫌でも何でもここを通らなければいけないのでした。下を向いて足早に通り抜けようとしましたが、下を向いていても巨大な蝶々の影が地面に映って、はばたいているのです。「ヒエェ~ッ!」
心の中で叫びながら必死で建物から出ました。そのせいで、大好きなコウモリがここにいた事に気がつきませんでした(後で知った)。

ついにカピバラゾーンにやって来ました。長年のカピバラファンとしての活動(何もしてない)が報われる時が来たのです。生カピバラとの対面。予想していなかった小さな子供のカピバラもたくさんいて、色々な大きさのカピバラがくつろいでいました。
小さな子供はもちろんかわいいですが、大人のカピバラもかわいいです。エサをやっていると段々気を許してきたらしく、しゃがんでいる私に前足をかけて顔を近づけたりしてくれます。感激です。感無量です。


カピバラの声は不思議なものでした。「ピルルルル」というような、小鳥のような高い声を出していました。
触った感じも、「毛のない犬」のような地肌にタワシのような固くて長い毛が荒く生えていて、非常に変わっていました。
のどの下や耳の後ろをなでてやると、気持ち良くなってどーんと寝転がっていました。なんという呑気さでしょう。こんなに油断していていいのでしょうか。
カピバラに限らず、ここの動物園は普通では考えられないような動物にお客が生でさわれるようになっています。お腹の袋に子供が入っているワラビーなど…。飼育員の見ていない所で、悪い人間にいじめられたり乱暴な子供に乱暴なことをされたりしないか心配になります。まあ動物が好きだからこそワザワザお金を払ってやってくる訳で、動物をいじめるような人はそもそも入ってこないのだと言えば、その通りなのですが…それとも、ここのように最初から「あなたを信用していますよ」という態度を示されると、人はついその信用に応えるよう行動してしまうのでしょうか。
性善説、性悪説、子供の教育の問題など、様々な事柄と関わってくる問題をバイオパークに考えさせられました。

次の丘にやってくると、
「マーラ」
という看板がありました。
その看板の横で、すごい顔をしたブタがぐっすり寝ていました。白と黒の毛で、大きい牙が生えています。どうしてここに熟睡したブタがいるのか、説明も何も手がかりが全くありません。
立ち止まって見ていると、あとから来た人が皆「マーラだって」「マーラ…これがマーラ」と言って通り過ぎていきます。「ちがう!マーラじゃない!これはブタだ!」と言いたくてムズムズしていると、また父と息子がやってきて「マーラだって」「ブタじゃないの」「マーラって書いてある」「ブタじゃないのか…これがマーラなのか」と話しています。
「見れば分かるだろうブタだよ!」と言いたくてまたムズムズとしました。マーラは看板よりも少し奥まった場所に皆でおとなしく座っていました。
オフィシャルな看板という権威の前に、目の前の明白な事実を判断する力も失ってしまう人間たち。バイオパークは、実にさまざまな事を我々に問いかけてくるのでした。

その後はアライグマたちにエサをねだられるまま次々と買い与え、悪い水商売の女に捕まってどんどん金を使わされているおじさんの気分になったり、リスザルの森では「これが最後だから!エサ買ってよ!」と親に懇願して買ってもらえない子供を見て「オレは大人だから好きなだけエサが買えるんだ!ワハハハハ!!」と思ったりしました。

長崎中心部からバイオパークへはバス(長崎バス)に乗ると片道700円ぐらいかかるのですが、この日は「さるく博記念全線フリー1日乗車券」を使って往復500円で済んでしまったので、なんと900円も得をしました。しかも、バイオパークで使ったエサ代を後で計算してみると、きっちり900円使っていた事が分かりました。

去りがたい思いでバイオパークから長崎中心部に帰ってくると、その後は以下のように回りました。
●吉宗で茶碗蒸し
●新地中華街を通っただけ
●グラバー園
●カフェオリンピックでパフェ
●グリルアストリア浜町店でトルコライス
●ローソンに寄り「焼きりんごパン」を調査(42円)

<2日目>
この日は前日と変わって朝から雨でした。
電車に乗って平和公園に行きました。そこに巨大な「そてつ」がありました。こういう南国の植物は私にとって珍しく、特にそてつ好きでもあるので写真を撮ろうとカメラを出しました。妙齢(?)の女がたった一人でそてつに向かって、カメラを縦にしてみたり、後ろに下がってみたり、グッ!と片膝をおろしてみたりして熱心に「そてつ」のベストアングルを決めようとしているのを、近くで枯れ葉を集めていたお掃除の方々に「この女は何をやってるんだ」と思われていたかもしれません。それとも、この辺の人は観光客の不気味な行動には慣れているでしょうか…
考えてみれば、昨日一人でバイオパークをウロついていたのも周囲からは浮いていたかもしれません。でもどうせどこに行っても必ず浮いているし、地元でも浮いているので気にしておりません。しかしまだまだ女の一人旅には偏見も多く、場所によっては自殺しに来たと思われてるんじゃないかという時もあります。そんな時は「心配するな!自殺するなら自宅でやるから」と言ってやりたくなります。
話が逸れましたが、ちょうど「さるく博」が始まったばかりで公園内にはさるく博ガイドに連れられた集団がゾロゾロといました。こちらは男一匹一人旅なので(←女です)集団を避け、誰もいない銅像に近づいて台座の説明を読んでいると、背後から「この銅像はイタリアから贈られたもので…」と声がしました。振り返ると、集団がこっちを向いて説明を受けていました。文盲じゃあるまいし台座を読めば書いてあることなので、わざわざ集団で言わずもがなの説明を受ける意味って何かあるのだろうかと自分なりに考えてみようとしましたが、すぐに他の事に気がそれて忘れてしまいました。

浦上天主堂が見えたのでそちらに向かいました。トイレに行きたくなり、天主堂にトイレあるかしらと思っていましたが着いてみると「観光客の皆さん、トイレは下の公園にあります」との張り紙でした。それもそうだよな、教会なのに観光客にトイレ使われるのもたまらんよなと納得しましたが、公園のトイレに入るのはキライなのでそのままがまんしていました。
中に入って見学していると、係のおじさんが「被爆マリアの小聖堂も中に入って見学できる」と教えて下さったので、そちらも見学させていただきました。
被爆マリア像の頭部は写真で見てイメージしていたよりもずっと小さなものでした。この頭部は、瓦礫の中で発見されてから北海道に持ち帰られていたそうです。意外な縁があるものです。浦上天主堂は、外に置かれている被爆した聖人像といい、雨が降っているせいでより一層もの悲しく、信徒でなくとも何か涙の出るような場所でした。

次に爆心地に向かいました。歩いているとビニールのピラピラ(駐車場についてるヤツ)が目に入りました。「ラブホテルだ…」広島といい、爆心地のそばにはラブホテルがつきものなのでしょうか?
「HOTEL SEAGULL」…シーガル…「かもめ、か…」とつぶやき歩くと隣もラブホテルだ。「HOTEL FOLKS」フォークス… folk 
1 folksとして「世界一般の人々」
2 (口語)<複数形で>家族, 親族; 両親:

爆心地の石碑の後ろで、猫が壁によりかかっておなかを掃除していました。写真を撮りたくて、何でもないような風を装い近づきましたが逃げてしまいました。猫に「チッ、観光客め」と思われていたことでしょう。
桜がたくさん植えられていて、満開でとてもきれいでした。これだけ桜が多いという事は、他の季節には「ただの木」な訳で、一年で一番きれいな時に自分は来ているのかもと思いました。
ここに、この地点に、まさに原爆が落とされたのだという事を、石碑を見、その上空を見上げたりしましたがうまくイメージできず、焦りのようなものを感じました。ただただ、重苦しい感じは胸に迫ってきました。
そばの「下の川」は当時死体で埋まり、現在の護岸にも被爆当時の石が使われているという説明や、当時の生活用品(お茶碗とか)が瓦礫になりそのまま地層になっているという所を見ても、あまりにディープで、ハードで、心が押しつぶされそうになりながら、この時点でもまだ私はトイレをがまんしていました。

それから資料館に入りました。爆心地もそうですが白人さんの見学者が多いです。展示の撮影は禁止という表示が出ていますが、白人のおじさんがデジカメで爆弾の模型を撮っていました。撮影禁止なのに撮っちゃダメというよりも、他の展示ではなく爆弾の模型だけをパチッと撮っているのを見ると、見ただけでは何人なのか分かりませんがアメリカ人が自分の国の落とした爆弾を誇っているのではないかという気がしてきて、恐ろしくなると共に英語でカツアゲしてやろうかと思いました。
原爆資料館は、強制連行されてきた朝鮮半島の人について言及している点や、日本の原爆被害だけでなく世界各地の核実験場について近隣の人の証言を流しているコーナーがあったのが良かったです。

この後
●慶華園で太麺の皿うどん
●眼鏡橋見学(雨と強風で誰もいなかった)

実は私は体が弱く、人並みの体力がありません。雨で寒いし、限界を感じたのでまだ昼間でしたがホテルに帰りました。実は朝からノドが痛くて、どうも風邪をひいたようでした。朝からという事は、天気のよかった前日にもうひいていたのではと思います。自律神経失調ぎみなので寒暖の差に弱いでのす。寒い札幌から来て急に夏のような日差しの中バイオパークを回ったり、そのまま休まず観光して回ったりしたせいで体に無理がかかり免疫力が下がっていたようです。
普段カゼをひいても熱が出ないたちなのに何故か熱が出始め、「菌の種類が違うのか?南国の菌か?」とおびえた気持ちになりました。白くまなどもそうですが、寒い地域の生き物はバイ菌に弱いです。
この後、異郷にたった一人で熱を出して大量の寝汗をかいて寝ることになりますが、その前に観光者の執念を燃やして夜に電車に乗り、思案橋の化学調味料を使わないちゃんぽんを出すお店に食べに行きました。

<結論>
●長崎に来るには体力が足りなかった。

新千歳から福岡まで飛行機で2時間半、さらにJR特急かもめで2時間、長崎は遠いです。帰りの日は、熱が出ていて睡眠なのか気を失ってるのか分からない状態から朝の5時半起きで札幌へと帰りました。足元もふらふらし、家まで意識がもつか心配でした。
体力が足りないという痛恨のミスもありましたが、長崎には初めて来たのになぜか1日目からなじんでしまうような親しみやすさを感じ、長崎がとても好きになりました。
出島も26聖人殉教の地にも行きたかったのに行けずくやしかったですが、次回は必ず行きたいと思います。樺島の大ウナギやペンギン水族館など、他にも見に行きたい所がたくさんあります。バイオパークにも必ずまた行きたいです。できればこれから1年に1回は来たい位に思っています。
とはいえ「長崎ガイド」を知る事がなければ、もっと通りいっぺんの観光になっていたと思います。ここまで長崎を面白いと思えたのはひとえに「長崎ガイド」のおかげでした。特にバイオパークは、どうしてこの施設がもっと全国的に有名になって大評判になっていないのかが全く理解できません。ほとんど抗議したい気持ちですが、誰に抗議したらよいのか分かりません。

 

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