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長崎港・湾内一周

 

 


天気の良い日に、

長崎港・湾内一周のクルージング船に乗ってみた。

それは、一言で言い表すならば

「三菱の工場見学(海上コース)」

であった。

 


  船を選ぶ


湾内一周クルージングは

船・コースなどによりいくつか種類がある。

・軍艦島まで行くもの

・食事ができるもの

・60分コース、120分コース

など、いろいろあるので状況に応じて選ぶ。

軍艦島コースがあるマルベージャ


私が乗ったのは、ジェリーフィッシュというやつ。

それを選んだ理由は、一緒に行った人が

「あの黄色の変な船がいい。」

と言ったからだ。

船の上でバーベーキューが食えるジェリーフィッシュ

で、乗ったら1階部分はほとんどレストランで、一瞬

「場違いなものに乗ってしまったか?!」

と引いてしまった。

(バーベキューなどの食事ができるのがウリの船なので

焼肉屋のような設備が揃っているのだ。)

船からの眺め (2階席より)


  工場見学?


船という乗り物は、

離島に住んでるとか、海の仕事でもしてない限り

ほとんどの人がまず滅多に利用しない。

それだけに、こうしてたまに遊覧船にでも乗ってみると

なかなか楽しいものである。

 

説明アナウンスを聞きながら、長崎港をゆっくり周遊する。

が、そこにあるのは三菱の造船所ばかり。

それはもうほとんど、三菱の工場見学

と言っても過言ではない。(汗)

 

…とは言え、スケールがとにかく大きく

普段目にしない光景が連発するので、

退屈することはまずない。

三菱重工のドック

建造中の日本最大級のフェリー。車を運ぶ船とのこと。

 

自衛隊の護衛艦。
一見、大した武器を搭載してないようにも見えるが、
こういうのが案外、すごい武力を持ってたりするのだ。



 巨大な船


こちらは海洋科学技術センターの調査船「ちきゅう」。でかい!

こちらは世界最大級の豪華客船・サファイヤプリンセス

しかし実はこれが

火事で大騒ぎになった元ダイアモンドプリンセスである。

(同じ型の船を2隻造っていたので、入替えたのだ。)

世界最大というだけあり、異常なでかさ。

船というよりビルだ。

総トン数で比べると、タイタニック号の2.5倍。

戦艦大和の1.5倍。

(でも、この説明を聞いた時の正直な感想は、

 「タイタニックちいさい!」だった…)

 


 説明アナウンス



運行中、ポイントポイントで

説明アナウンスが流れる。

この説明が、型にハマった通り一辺の説明ではなく

なかなか鋭いところを突いている。

例えば…

・あのマンションの最上階には
 さだまさしと福山雅治が住むらしい

・ホテルシップヴィクトリア(豪華客船ホテル)は
 元々は青函連絡船だった。(豪華客船じゃない!)

とか。

それも終盤になるにつれてますますノッて来て、

活水女子大の説明に至っては、

「私も生まれ変わって女になったら通ってみたい。」

だった。

(その他、オヤジギャグもポンポン飛び出した。。)

 


 操舵室



私は2階の甲板に立って景色を見ていたのだが

操舵室がある3階へ向かう階段を

どうも子供がウロチョロしている。

「そこは立ち入り禁止じゃないのかな?」

と思って見に行ってみると…


なんと子供が操舵室に出入りしているではないか!

しかも全く怒られる雰囲気もなく、

舵を握らせてもらったり記念写真を撮ったりしている。

#こういう大らかさ、長崎っぽいなー。

(先ほどからの名アナウンスの本人にも会えた。)

 


  …という感じで


…という感じで長崎港・湾内一周クルーズは終了した。

1、2時間という手軽さにして、意外と楽しめる。

船上で食事するのも楽しそうだ。


ちなみに、船の揺れだが

長崎港は深い湾になっているのでほとんど揺れず

船酔いの心配はまったくない。

 

乗り場は、夢彩都(ゆめさいと)とか出島ワーフ

とかの近くにある。

(出島の近くと言った方がわかりやすいかな?)

 

 

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2004.4